『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

なんでこんなことしてるんだと思うけど

法事、葬式、お参り

儀式があること、形があること

今まで繋がれてきたことだから、大事。

そう実感することなんてたまにしかないのだけど、

無くなったらなんで続けてきたのかさえ問うことも出来ない。

 

鈴木大拙は問うことを大事にしたという。問うことがすでに答えだ、と。

  叩けよさらば開かれん(マタイ福音書)

コンコンってノックすることじゃ、とてもだめだぞ。いのちを以って全身でぶつからないと、天国の扉は開くもんじゃないぞ、と。

 

私は問うことがなかった、と諦らかに知らされてから久しい。

その問いは、

本人は気づいていなくても、たいしたことではない、個人的なたわいもないことと思っていても、実は、いのちを以って全身でぶつかるような問い。