『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

「登高座作法の流れ(数珠の置き方・巻式の所作法)」<3>

置柄香炉 
置数珠 念珠を四匝にして上部を左に持って房を右手で持って添える
衣をなおす 大威儀→小威儀→袖おりこむ


式初段
読んだら次読むところまで巻き、置く
念仏修行の
伽陀
伽陀が始まったら数珠をとる、手は膝
 若非釈迦 
念仏
二回目くらいで合掌する
九回目で合掌を解き、数珠を四匝にして脇机に置く
念仏が終わると拝読


式二段
読んだら次読むところまで巻き、置く
悪事悪世界の
伽陀
伽陀が始まったら数珠をとる、手は膝
 世尊説法
念仏
二回目くらいで合掌する
九回目で合掌を解き、数珠を四匝にして脇机に置く
念仏が終わると拝読


式三段 
廟堂にひざまずいて
伽陀  
「億」で合掌する
 身心毛孔
念仏
助音二回目くらいで合掌をとく
別回向
撥と式文を平行に、二句ずつ微音で誦して、一磬(チーン)を下す 終わったら巻き納め

 南無帰命頂礼 なむきみょうちょうらい 尊重讃嘆 祖師聖霊 そんじゅうさんだん そししょうりょう
 南無帰命頂礼 大慈大悲釈迦善逝 だいじだいひ しゃかぜんぜい ●

 南無帰命頂礼 極楽化主弥陀如来 ごくらくけしゅ みだにょらい
 南無帰命頂礼 六方証誠恒沙世尊 ろっぽうしょうじょう ごうじゃせそん ●

 南無帰命頂礼 三国伝燈諸大師等 さんごくでんとう しょだいしとう 
 南無自他法界平等利益 なむじたほっかい びょうどうりやく ●

撥を打釘にかける ひもの結び目が外陣になるように

(続く) 「登高座作法の流れ(数珠の置き方・巻式の所作法)」<4>