『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

鯖の竜田あげ作る

私が先月お参りしなかったことをわびたら、父ちゃんはさほど気にも留めずに、「ばちがあたった」なんていうと「なんいうとるがいや」と少し笑って、「おい、鯖、持っていくか?市場から持ってきたやつだ、悪いものじゃない。」と言って、いいサイズの鯖を2尾くれた。高倉健が演じるシブくていい男の様な方なので、住職も大ファンな父ちゃんである。

ということで晩ごはんは、鯖♪味噌煮しようかと思ったけれど、娘さんに調理法を聞いたら「煮るとか、焼くとか、竜田あげとか」って教えてくれて、竜田あげにした。鮮度がいいから本当はもったいないのだけど、これなら娘も喜んで食べる。青み魚はあまり買わないので、こんな時こそDHA!

先日お兄ちゃんと二人で「かたばみ」へ行った。飲み会にいっただんなを迎えに行かねばならなかったので、お酒は飲めなかったのだが、14000円も食べた。ノンアルコールジュースも飲んだけど。とにかくおいしくて、特に揚げだし豆腐とおつゆには愕然とした。最近の私の料理は、ヤマサの昆布だしと、ヤマキの白だしをブレンドして、うどんの汁も、煮ものも、どんぶりも、てんつゆもさっと作る。当然味が均一になる。「かたばみ」できちんとだしをとった料理のおいしさを痛感したのだった。

竜田あげは、みんなおいしいと喜んで食べた。どうやって作ったのか聞かれたので自慢げにこたえる。「から揚げ粉は使っていないの」しょうゆ大さじ2、みりん・酒・しょうが大さじ1をお椀でまぜる。切った鯖に2杯分かけて、20分つけこむ。片栗粉をつけて揚げる。まじめにやる。