『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

手ごわい宿題

無量寿経四十八願の最初の願いに「わたしが作る浄土には地獄・餓鬼・畜生がない」ということが言われています。「地獄」は戦争、暴力。「餓鬼」は文化的貧しさ、知的な貧しさ、物的な貧しさ。そして「畜生」は差別、抑圧、隔離、排除。それらからの解放ということが浄土から願われていると。

(「浄土と国家」玉光順正氏 真宗大谷派ハンセン病問題に関する懇談会 ネットワークニュース願いから動きへ37号 より) 

 

宿題がたまって。

小学校卒業に関する作文2つ、地区の子ども会事業報告書、友チョコラッピング、蓮如忌の講題。どれもぎりぎりで仕上げてきたが、期限があるからと後回しにしてきた宿題にいよいよ手をつける。

 

研修会の趣旨分作成。テーマは「「憲法改正」にはらむ差別性をみる」。

・なぜ「憲法改正」が差別性をはらむかというと、この無量寿経の第一願無三悪趣の願の「浄土」、「戦争、暴力。文化的貧しさ、知的な貧しさ、物的な貧しさ。そして差別、抑圧、隔離、排除。」がない世界 を手がかりに、

現行の日本国憲法前文も踏まえて・・・

日本国憲法

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。(ウィキペディアより)

日本国憲法は他国の国民を尊重し自国国家の暴走を縛るものとしてある、ところが自民党日本国憲法草案をみると、義務などを多く含む国家主義の条文で「全て国民は、この憲法尊重しなければならない。」と国民を隷従させるものに。

・無関心。だまっていたら賛成したのと同じ。

これまで勉強してきたこの三点をいれたいのだが、この宿題、18日の期限までに仕上がるかしら。