『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

【はしり】【あるき】【こばしり】

今日は、「はしり」に配ってもらうため、当寺の祠堂経法会の日程を戸数分、区長さんの家のかごに入れてきた。よし。

ランチの時、「なに、はしり?私のところは【あるき】だよ。」と友人が言った。

すると姉さんが「そうなのよ、【こばしり】のところもあるんだよ。」と教えてくれて、思わず笑った。

どうも、村の形状や規模によって、【あるき】【はしり】【こばしり】の地区があるらしい。密接していると【あるき】でよいのである。我が村は家が点在しているので【はしり】、納得。回覧板とはまた違って、農協の広報誌など一軒ずつ配布されるものがこう呼ばれている。村の大人は回覧板とはしりの当番をちゃんと覚えておかねばならない。そんな意味では我が家の大人は母だけなのである。

しかし【こばしり】ってなんだか笑っちゃう。「これ【こばしり】に配ってもらうがんにやってくるわ」っていうんだな。ふふ。