『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

7日中学校の入学式だった。

ようやく一年で一番長い大事な法話の機会を終えた。また来年に向かって今日から勉強したいと思う。

6日から10日、5日間もの法話を任されている。毎日必死だったので、今夜は興奮が冷めやらず眠れない。

7日に中学校の入学式だった。色無地をかしてあげるわよ!という方がおられたので、自分で着て行ったが、寒くて途中から帰りたい一心だった。

そんな中で、校長先生が、吉田松陰(幕末の武士(長州藩士)一般的に明治維新の精神的指導者・理論者として知られる)の言葉、

「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、 計画なき者に実行なし、 実行なき者に成功なし。 故に、夢なき者に成功なし。」

と、高らかに語るのでげんなりして、私は今中学へ行っても劣等生だなぁ、夢ないし、成功とか目指してないし、と思って悲しくなって固まった。

楽しく期待に胸ふくらませて写真撮ってる場合でなかった。

でもそれが唯一最大の収穫だった。昼から法話で、おばあちゃんたちに愚痴っていた。