『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

虹始見(にじはじめてあらわる) 4/15-4/19あたり

七十二侯といって季節が五日ごとに移り変わる様を表現する言葉があり、着物はそれに応じて衣替えや絵柄、色合わせをするようです。
この時期は、空気が潤ってきて「虹始見」という。あれ、虹の季語って春?確認したら、夏でした。雨が多いからなのか一年中見ますが、あまりうまく撮れません。これは2月の半ばに撮ったもの。
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虹を大蛇に見立てて、それで虹と言う字には虫偏がつくという。相応しいのは、大蛇が空に昇るイメージで龍の帯なんだとか。蛇は苦手だけど、龍だと思えば身近。龍は仏教の守り神なのですから。detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

私、たまにお葬式とか行くと、お坊さんが大きな龍が描いてある袈裟とか着てるのを見るんですが、
なんで極道や暴走族以上に凄い模様の服を着てるのかなぁ~って疑問だったんです。(上記HPより)

↑ウケました。湿生・化生…また機会があればお話しましょう。

うーんと、仏教が海に沈んでて、それを水の神である龍が守っていたのだとか…確かに聞いたことがあるんだけど。ちょっと調べたのだけどでてこないな。
仏教2500年と言うけど、海に沈んでる時間もあったのかしら、それとも、ジャータカ(「本生譚」)のような仏教でいう前世の物語に説かれるものか。いずれにしても教えが水龍に守られるなんて美しい。
また真宗大谷派の荘厳(お内仏のお飾り)、花瓶は龍の背をモチーフにしている説がとても気にいっている。

これだけ龍推ししたにもかかわらず、龍の帯はないので、虹の帯にします。しばらく忙しく着物を着ないまま過ぎそうです。
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帯:名古屋帯/綴/ピンク地/組紐柄/200円
帯揚:扇面/紅葉/金箔入り/1000円
帯締:おばあちゃん