『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

葦始生(あしはじめてしょうず) 4/20-4/24あたり

4/20から5/5は「穀雨」といって、たくさんの穀物に、恵みの雨が降り注ぐ頃。だから雨が多いのですね。着物でおでかけを躊躇します。

この時期は「葦始めて生ず」といって、緑が輝く時期なのだとか。葭始生(よしはじめてしょうず)と、書かれているものもあります。「葦」はイネ科ヨシ属の多年草で、川辺などに茂るのだそうです。

葦(あし)と葭(よし)は、同じものを違う名で呼んでいるのであって、「葦(あし)」の音が「悪し」にかぶってよくないのでと「葭(よし)」と呼ぶようにしたのだとか。

「葦」というと、まっさきに

人間は考える葦である パスカル

を連想してしまいます。遠い異国の植物だと思っていました。 「葭(よし)」というと、同級生に「葭田さん」がいたので身近です。ご先祖は川辺に住んでいたのかしら。 ウィキペディアの「ヨシ」の写真見ました。なるほど近くで見たことあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%B7

川辺に探しましたが、見当たりません。枯れたススキばかり。あれはセイタカアワダチソウかな。あ、これアシかも。なんだかもの寂しいわ。

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セイヨウタンポポは笑ってるみたいでいいですね。

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緑が輝く時期なので、白大島に明るい緑色の帯を。遊林が「その帯、めっちゃきれいねっ」て。 

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着物:白大島紬/正絹/蚊絣/島柄/小紋/6500円

帯:名古屋帯/正絹/黄緑地/500円

帯揚:小花/絞り入り/グレー/940円

帯締:大津市無形文化財三代藤三郎紐/白/520円