『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

私とブログ

今週のお題「私がブログを始めたきっかけ」

「こんなつまらないことを書いていておもしろいの?」と遊林が聞いたので、私はものすごくうれしくなって答えた。「楽しくってしょうがないのよ!」

人前でお話しする機会がある。真宗大谷派では教師資格というのがあって資格を得てから20年くらいになるが、「教師資格を持つものは法話をして当たり前」という考え方がある。当たり前というのはいかがなものか、と思うのだけど、祖父が布教師だったことが大きな縁になって、父が亡くなったのが因でもあり、仕方なく話をしている。いやノリノリで話しているらしいが、それはおいておく。

「仏教というのはそもそもジェネリックなんだ、お釈迦様の説く、阿弥陀仏の教えだつて、阿弥陀仏の前に五十三の仏がいるというのだから。」と友人は笑った。

私の五十三仏さま

↑私も53の諸仏を挙げてみようかしら。藤場俊基さんは欠かせない。

とにかく、いくらジェネリックだって、教科書に書いてあることや本に書いてあること、尊敬する先輩の話を並べても、「遊林が入院して親鸞聖人の言葉を実感しました。」なんて話した方が聞き手からの反応がある。毎回ネタにされる遊林は迷惑だろうけど。

日々の小さな感動を、気づきを、思い出を、法話に話すことが多い。私は学者さんではないので、平生業成を語る。つまらないことを綴るブログは大切な引き出しになる。人間は悲しいことを忘れることができるけれど、楽しいことも、どんなに感激してもその感情は薄らいでしまうのだから。

ブログは、おしゃべりな私が「聞いて聞いて!」と誰かを悩ますことなく、大好きな物を見て撮った画を添えて、いきおいでたくさん集めている着物をたんすの肥やしにせず活かすための素晴らしいツールなのである。

 「私がブログをするきっかけ」

トミーさんが☆をつけてくれるから。の一言に尽きる。