『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

スランプなんてよくある。

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銀杏の黄色が深くなってきました。「黄葉」と書いて「こうよう」と読むのだとか。そのうちもっともっと金色になります。

 

私は劣等感が強い

スランプなんてよくある。

 

雨の日しか見ることができない風景があるように、劣等感が強いからこそ、考えたり思ったり表現出来ることもある。悩み苦しんでいる時の方が研ぎ澄まされることがあるともいう。

 

辛いことがあったのでなく憤ったわけでもなく、なにかいいえぬ虚しさを抱えていたが、月末にある老人センターの法話依頼があったので、奮起して、丁寧に(原稿を作って)話した。けれども、気持ちはどんより

その施設はお話するようになって今年5年目、新しい施設長にはじめてお会いした。

 

施設では定例法話があり、14:00に始まって正信偈のお勤めをして、14:45までお話をする。お勤めはゆっくりやると20分くらいだから、25分お話をする。

新しい施設長は一番後ろでふんぞりかえって10分ほど話を聞いた。法話の後、施設長室で、「お年寄りたちはお勤めの時に眠ってしまう方もいる。」(存じていますが。)

「長い話は眠ってしまう。」(御依頼通りにやりましたけれども。)

「いい話をしてほしい。」(いい話でなかったとおっしゃりたいのでしょうか。)

と、いうことだったので、少なからずおもしろくなくて、そんなに傷ついたり悲しんだりしたわけでもないのだけど、向き合って考えることにした。

 

それなりに答えがでたので、少し書けると思っている。

もう少しがんばってみようと思う。

 

釈迦如来かくれましまして  二千余年になりたまう

正像の二時はおわりにき  如来の遺弟悲泣せよ

親鸞聖人 正像末和讃1

 

パソコンで調べたら、お釈迦さまが亡くなってから数える仏暦は、(仏暦=西暦+543年)と書かれていた。2015+543=2558年。来年は、仏暦2559年ですね