『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

金盞香(きんせんこうばし)11/17-11/21あたり

スイセン(水仙)の花が咲き香りがただよいはじめる頃。

スイセン、家の前にある唯一冬に咲く花だから、是非撮ってから・・・と思っていましたら、宿題提出期限を大幅に超過してしまいました。スイセン、見てはいたんです、でもこの頃はつぼみさえなくて、そのうち雨の日と忙しい日が続いて・・・。

「金盞(きんせん)」というのは、金色の杯を意味し、スイセンは白い花の真ん中に黄色い冠のようなものがあるので、「金盞銀台(銀の台に金の杯)」あるいは「金盞」という別名がついたのだとか。

スイセンというと、「ナルシスト」の語源であるギリシャ神話の美少年「ナルキッソス」のお話を思い出してしまいます。スイセンのような美少年が泉に映った自分の姿に恋をして毎日見つめ続けたなんてだったそうな。でも、雪国のスイセンのイメージにあわないなぁといつも思います。雨やあられに降られてべっちゃべちゃで、時には雪にうもることも。それでもけなげに咲き香るスイセン

えー、11/30になりましたが、咲き香るのはもう少しのようです

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この時期は毎年金沢別院に出仕します。

休み時間があったので、隠し撮りしました。

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衣着たお坊さんがいーっぱい。本堂右側の緑の衣は雅楽団の方々です。金沢別院の報恩講は雅楽が入って荘厳(そうごん)です。迷林も笙(しょう)を持っています。父が買ってくれました。残念ながら持っているだけです。

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お、ここにもお友だち。前の方に座りました。

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真ん中の黄色い袈裟をしている方々は「音木」を叩く方、そして、お経を見せる方「持経(じきょう)」の方です。御本尊の正面の赤い袈裟の方は、親鸞聖人のご連枝です。たぶん撮っちゃダメなやつです。

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(2015/11/17 金沢別院にて撮影)

ということで、着物を着る機会がなかったので、今回は衣(ころも)で失礼いたします。