『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

東本願寺へ行ってきました その3 蓮如上人御影道中御帰山式

御影道中は、蓮如上人の没後、北陸での教化のご苦労とその徳を偲んで吉崎御坊(吉崎別院)で厳修される御忌法要に、上人の御影を本山よりお迎えして勤められたのが始まりであると伝えられています。以来、上人が歩いたといわれる約240キロの道程を、随行教導や、宰領(さいりょう)をはじめとする供奉人(ぐぶにん)方が御影と共に歩む御仏事として300年以上の間連綿と続けられています。
道中は、真宗本廟における御下向式(4月17日)に始まり、約140箇所の会所に立ち寄り上人の御教化にあわれながら、御帰山式(5月9日)をもって終了します。(下記HPより)

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蓮如上人御影道中の御下向式で何度かお見送りをしたことはあるのですが、御帰山式にお会いするのは初めてで感激しました。

京都東本願寺から福井吉崎別院まで、ぞろぞろ歩くんですから、すっごい行事です。もちろん、歩いて帰ってくる。その式が、御帰山式です

 

阿弥陀堂門の前で待っています

お、きたよ

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「れんにょしょうにん、おかえりーっ」っていっていたと思います

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まず御影堂の方へ親鸞聖人に御挨拶に行くに違いありません

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阿弥陀堂の方へ帰ってきます

阿弥陀堂で帰山式のお勤めがあります 

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蓮如上人の御絵像が入っています(リヤカーの上に載せていたやつです)

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帰山式の法話は、御影道中を共に歩かれた相馬豊師(金沢教区)でした

引き続き、随行教導の相馬豊師(金沢教区道因寺住職)より挨拶をいただきました。

「仏事としての御影道中で様々なご縁をいただきました。御住職の葬儀が終わって間もない善良寺さま。(立ち寄るか)悩んでいると、ご遺族から、亡くなった住職は蓮如上人が5月3日にお立ち寄りになられることを心待ちにしていた。どうぞお立ち寄りください」と。「数多くの方々の合掌の道でした。アスファルトに正座して合掌されていた方々もいらっしゃった…」と。

「様々な方が、蓮如上人の道、お念仏の道をわたしも歩みたいと思っている。その姿が合掌の道として続いています。蓮如上人の念仏を申してくださいという声の中に、人として生まれ、生きていく、その意味をもう一度問い直していく、それが仏事としての御影道中です」と結ばれました。

(以下HPより)

御上洛8日目(5月9日) 滋賀県草津市~京都府京都市 | 浄土真宗ドットインフォ 

  

式の後、阿弥陀堂から御影堂の方へ移動されました

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知る人ぞ知る、石川県大聖寺の後藤さんです。私、大きい声で「後藤さん、撮らせて下さい!」って言ったのだけど、耳がずいぶん遠くなられたようでした。御影道中に、長い長い間参加されています。

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ありがとうございました。