報恩講の最終日を「結願日中(けちがんにっちゅう)」という
お勤めされるご和讃は正像末和讃の最後の三首に決まっている。(登高座がない場合は六首)
<第五十六首>
三朝浄土の大師等
哀愍摂受したまいて
真実信心すすめしめ
定聚のくらいにいれしめよ
<第五十七首>
他力の信心うるひとを
うやまいおおきによろこべば
すなわちわが親友とぞ
教主世尊はほめたまう
<第五十八首>
如来大悲の恩徳は
身を粉にしても報ずべし
師主知識の恩徳も
ほねをくだきても謝すべし
已上正像末法和讃 五十八首
阿弥陀如来と、念仏を私のところまで伝えきってくださった方々への「恩徳」を報じ、謝するのが、「報恩講」だからなんだろうな。(素直に考える。)