『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

「お七夜」「七昼夜」と、「報恩講」の違い

お七夜(ひちや)」「七昼夜(ひっちゅうや)」と「報恩講」の違いをたずねられた。

 

お七夜」とは、「御正忌報恩講」のことで、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の御命日(11月28日)を縁として勤まる法要です。本山(真宗本廟東本願寺)では、毎年、11月21日から、親鸞聖人が亡くなられた11月28日までの七昼夜勤められることから「七昼夜」「お七夜」といいます。

 

報恩講」とは

お念仏が届けられていることに報謝し、親鸞聖人が伝えてくださった教えを聞いていくことを確かめる、浄土真宗では最も大切な仏事として、本山、全国の別院、お寺、各ご家庭などで勤められています。

本山(真宗本廟東本願寺)では、毎年、11月21日から、親鸞聖人が亡くなられた11月28日までの約一週間勤められています。

本山で行われる報恩講と重ならないように、末寺(まつじ)では日にちを数日を繰り上げ報恩講を営み、門徒の家庭では、一ヶ月ほど日にちを繰り上げることから、「お引上」「お取越」ともいわれます。

  • 北陸の多くのお寺では、「報恩講」と「御正忌」が勤められます。「御正忌」を「七昼夜」「お七夜」ともいいます。