『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

文章力が鈍ってきているので毎日とはいかなくとも今年は一カ月30くらいはなんか書く。

今週のお題「私の年末年始」

年明けビデオパスで映画を観る。

「オーシャンズ」と「ニキータ」、友人が勧めてくれた二本。

「オーシャンズ」は文句なし、絶句レベル。

映画の中の「人間の英知が海全体を汚していくのだ」という言葉をメモした。

自坊にお話に来てもらったときに、Aくんが伝えてくれた高史明先生の言葉を思っていた。

「人間の知恵は恵みであるとともに、苦しみであり悲しみであり愚かさである(高史明)」

 

ニキータ」はなんで勧めてくれたのかいまいちわからないんだけれども、

大好きなアシュレイ・ジャッドの「Eye of the Beholder」を彷彿とさせた。

「Eye of the Beholder」ヘンリー・ミラーの次の言葉で始まる。「人は皆、自分の運命からは逃れられない」(ウィキペディアより)

しかし、私は「ニキータ」を観て、逆のこと、すなわち

全ての人に無限の可能性がある

と思った。

「Eye of the Beholder」のDVDはおまけ(映像特典?)の二つのエンディング後があった。どちらも観ない方がよかった。そんな意味では「ニキータ」は好ましい。

 

お正月っぽくなくもない、二つの映画を見た感想。