小さい頃から、カツオあるいはのび太な私は大人になってからも、8月28日はこころがざわざわする。「ああ、今日は8月28日かっ、夏休みの宿題終わってない、だいじょうぶあと、4日ある。」毎年宿題提出日の9月1日までに間に合っていたのかはっきり覚えていない。
子どもの頃も、母になってからも自由研究は親子でがんばった。読書感想文もがんばった。
娘には小学1年生から7/20には宿題にとりかかり、8月に入るまでには70%終わらすことを徹底した。彼女は8月28日の焦りなど感じたことはない。というより、始業式は9月1日だったけど、小学校が始まる日は8月25日くらいからで、運動会の練習などで毎日学校へ行っていた。中学生になっても25日から毎日授業やテストなどあって、お陰で最近毎日5:30とか6:30にたたきおこされて起こしてもらって、弁当を作っている。始業式は9月1日。
さて、今年もいろいろ自由研究やりたいところでしたが、
まず昨日取り組んでいたモミジについて
自由研究やるなら「モミジについて」なんてタイトルではダメです。
表紙は「夏に赤いモミジがあるのはどうして?」
・調べたきっかけ
・もくじ
・写真 成長の記録
・図鑑などで調べたこと
・まとめ(わかったこと)
なんて感じで作ります。毎日成長を記録したりするので、まとめはどうしても夏休みの終わりになります。妹(あの、ウン○をつついてフンコロガシやコガネムシ、ミノムシを捕獲する女)も昨日あたりまで殺気立ってました。
さて、はじめますか。「夏に赤いモミジがあるのはどうして?」
・調べたきっかけ
私の家の庭には、いろんな木や草花があります。ふと眼をやると、モミジの色が変わっていることに気づきました。それは夏でも赤いモミジで、赤いから長い間【タムケ】だと思っていたのですが、少し調べるとそうではなくてモミジの一種のようです。
・記録
2015/8/27 10:30
幹のようす↓ 2015/8/27 10:40
古木です
すこし上の方(地面から2m程)↓ 2015/8/27 10:40
紫っぽい葉っぱがあります
2015/8/28 朝6:50 下の方(地面から2.5m程)
2015/8/28 朝6:50 上の方 翼果
2015/8/28 朝6:50
2015/8/28 朝6:50
2015/7/12 午前(部屋から)
2015/6/26 午前(離れの階段から)
6月の終わりから7月は赤い色をしていた葉が、
木の下の方の葉は紫色に、上の方は緑と赤のツートンカラーになりました。
8/28 16:00(部屋から)
8/28 14:00(離れの階段から)
(離れの階段の上のところにヘビの抜け殻がひっかかっていたことがあるし、離れにアオダイショウがいたこともあるのでここは怖い場所)
【タムケ】はこれ↓モミジとは葉の形が違います。
うちの庭にありました。
かわいそうなほどやせっぽち
今日調べていたらモミジは2月に肥料をあげたらいいって書いてあったからタムケにも忘れずにあげたい
近くには緑のモミジが数本あります(赤いモミジが写りこむ距離です)
2015/8/27 15:40
2015/8/28 6:50
近くに行って撮れば良いのだけど、庭は草ぼうぼうで、ヘビも常駐しているし、怖くて無理です。
がんばって少し近づいて下から撮りました。↓(離れから)
2015/8/28 14:00
(お兄ちゃんか住職にこの葉っぱ採ってきてっていおうかな。さっきも池にヘビがいた)
ここまでアップしたのは、いずれも庭にある「夏でも赤いモミジ」、「タムケ」、「緑のモミジ1、2」の計4本の木です。
こんなにいっしょうけんめい撮っていると、モミジって本当にきれいだなぁ、と思えてきた。
・ネットなどで調べたこと
愛用している二冊の図鑑にはなぜかモミジのことがほとんど書かれていません。
モミジには、イロハモミジ、オオモミジ、ヤマモミジなどある。他でも書かれていましたが、「見分けるのが難しい」ようです。
識別のポイントは実の形と付き方です。
イロハモミジの実は一番小さく、翼状の実(翼果)は竹とんぼのように、水平に開きます。また葉の上からかぶさるように実をつけるのが、ヤマモミジやオオモミジと区別する大きなポイントです。
ヤマモミジとオオモミジは、翼果はブーメラン形かU字状となり、実は葉の下からぶら下がるように付く点がイロハモミジと異なります。
オオモミジはヤマモミジよりも翼果が大きく、またU字状を呈するものが多いという傾向があります。「仲田種苗園」 モミジの見分け方 より
調べるのに、半日、いや一日かかったけれど、やはり結果は出ませんでした。
真っ赤な落ち葉を見つけた。去年のものにしては、あまりにもキレイなので上を見上げたら一枝だけ紅葉している。まだ6月でこれから緑が深くなる季節に紅葉が始まるなんて、よほど気が早いモミジなのだろう。ノムラカエデやイロハモミジなら春から紅いが、青々とした樹の一枝だけの紅葉とは珍しい。何が原因なのだろう。
と、書かれていたものを見つけた。でも「夏でも赤いモミジ」の翼果は、イロハモミジの特徴である「翼状の実(翼果)は竹とんぼのように、水平に開く」ではなく、ブーメラン形。U字状でもない。
あきらめようかとも思ったが、不本意だったが、(離れの階段から)手を伸ばして葉っぱを採ってきた。
イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジの識別観察のポイント
参考文献:清水建美「日本のカエデ世界のカエデ」プランタ92年11月号
見分けるポイント イロハモミジ ヤマモミジ オオモミジ 葉の裂片の特徴 5-7 裂片
基部はやや細くなる7-9 裂片
基部はやや細くなる7裂片 裂片の周り 重鋸歯 重鋸歯 揃った細かい鋸歯 葉身の長さ 3.5 - 6 cm 6 - 8 cm 4.5 - 8 cm 葉柄の長さ 2 - 5.5 cm 4 - 8 cm 3 - 5 cm 果序の柄の長さ 2 - 6 cm
直立する傾向がある2 - 6 cm
垂れ下がる2.5 - 6 cm
垂れ下がる翼果の長さ 約 1.5 cm
ほぼ水平に開く2 - 2.5 cm
斜めに開く約 2.5 cm
斜めに開く以上から次のように言えると思います。 1.裂片の周りが重鋸歯(大きなギザギザに細かなギザギザがある)であれば、イロハモミジかヤマモミジであり、揃った細かい鋸歯状であれば、オオモミジであることになります。
2.ヤマモミジはイロハモミジに比べて、概して葉が大き目で、葉柄が長めで、裂片が多めで、翼果が大きいこと。また、果序が上向くか垂れ下がるか、翼果の角度が水平に近いか斜めかが相違点になります。
イロハモミジの仲間 より
【オオモミジ】でした。決め手は葉っぱのギザギザが一定(揃っている)なこと。 なぜ夏から赤いのか、はわかりません。
まだ疑問は残りますが、今日はここまで。あと3日あるし(笑)
9/15ご門徒のおばあちゃんが夏に赤いモミジを【ノムラモミジ】って教えてくれました。
http://kawasakimidori.main.jp/webzukan/nomuramomiji.html