『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

再び兼六園。今回は伝統工芸館から

今年のさくらシーズンは、兼六園に2回行きました。

一回目は、4月7日。遊林も行って、たくさん撮ったので、まだ編集中。

二回目は、4月12日。今年は、5日から11日まで無料開放だったので、12日はあまり混み合っていないことを期待して行きました。

 

今回は、まず、「石川県立伝統産業工芸館」に行きました。兼六園に併設していて、館内から兼六園に行くことが出来ます。無料の駐車場があります。

1Fは無料で、「ミュージアムショップ」では、石川県の伝統的工芸品を販売しています。伝統の技と技術を生かしながら、現代風にアレンジされた逸品ぞろいです。ぜひお立ち寄りください。

2Fは有料で、兼六園入場券セットだと、500円。

第1展示室、第2展示室、第3展示室があり、フラッシュ使用しなければ写真撮影可能です。

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石川の伝統工芸といえば、なんといっても【九谷焼

木米(青木木米の指導により、人物を主に九谷の五彩)、吉田屋(青・黄・紫・紺青の四彩)、飯田屋(九谷赤絵、赤により綿密に人物を描き、そのまわりを小紋等で全体を埋める)、古九谷(赤・青・黄・紫・紺青の五彩、狩野派)に、庄三、永楽

この美しいお皿が日常使いだというのがすき。

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【鮎毛針】とってもきれいなんです

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着物の帯留

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黄金の庵。伝統工芸・建築の匠によって、秀吉「醍醐の花見屏風絵」庵が蘇る。

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常設展 | 施設紹介 | 石川県立伝統産業工芸館

伝統工芸36業種 | 石川県立伝統産業工芸館

企画展

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平等院みたい

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それでは、兼六園に参りましょう

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兼六園と言えば、ことじ灯籠。観光客を避けてこの角度で。 

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池に映る空がほんとにきれい

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日本武尊

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小鳥もデート中

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デートしていたのはシジュウカラ 

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ヤマガラも撮りました
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 今日もエナガがいました

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しっぽしか見えなかったのは

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たぶん、ウグイス

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さくら、ちらざらなん

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「あのね、伝統工芸館は駐車場無料で、割引チケットが売ってて、500円で兼六園にも行けるんだよ」と、どや顔で友人に話したら、「石川県民は、兼六園は土日無料なんだよ」と教えてもらった。知らなかった・・・

「歎異抄」序文について

念仏はわれらを恍惚の境に導くものではない。現実の自身に眼覚めしめるものである。信心は浄土のあこがれにあるのではない。人間生活の上に大悲の願心を感知せしめるにあるのである。 (金子大榮)

出典:『歎異抄』 金子大栄校注 岩波書店

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歎異抄
親鸞聖人の弟子である唯円(ゆいえん)が著したと言われる書であり、親鸞聖人の言葉によりながら、聖人なきあとの異説を歎き、聖人の教えの真意、真実の信心を伝えようと書き記したと言われています。前後2部に分かれ、前半は、親鸞聖人から聞いた法語を記し、後半では、当時行われていた念仏の異議をあげて批判し、真実の信心に目覚めるように、法然上人や親鸞聖人の言行が引かれています。

親鸞聖人の関連書物など | 東本願寺 より

歎異抄」は、親鸞聖人がおっしゃった言葉が書かれているので大事にされてきた。たくさん本がある。これから、月に一回は、金子大栄校注の岩波書店歎異抄を勉強します。まず、金子先生の言葉を書き写す。次に、自分の感想を書く。最後は、聖教電子化研究会 ( seiten@icho.gr.jp ) を利用して、原文を載せる。

 

・「歎異抄」序文について

今、行われている説には、先師から直接に聞き伝えた真実の信心と異なるもののあることを嘆き、それが聖人の教をうけ続(つ)いでゆこうとする後進の疑惑となることを悲しく思う。まことに因縁の深い善知識の教えがなければ入りがたい易行の法である。それは全く、自己の見解をもって乱されてはならない他力の宗旨である。よって、親鸞聖人の御物語の趣意で耳の底に留まっているものを記すこととした。これひとえに同じ心で道を求める人々の不審を解消したいからである。
歎異抄』 金子大栄校注 岩波書店 

・「親鸞聖人の言葉というのは、自分が抜けていると、読めない、わからない」と、ある本に書いてあった(頷いた。)と、先輩が言っていた。そうだと思う。だけど、この、歎異抄の始まりの言葉の「同じ心で道を求める」にこだわってしまうと、「同じ心で道を求めていない私」が問題になってしまって、動けなくなる。読めなくなる。

金子先生の歎異抄は読むべきなんである。短い本です。

「同じ心で道を求めていない私」が問題になってしまって、読めなくなるのは、もったいない。

歎異抄の著者の唯円房と親鸞聖人は50歳の差があると言われます。唯円房が10代の時に聞いた親鸞聖人の言葉を、聖人がお浄土へ還って(26年後)、同じく教えを聞いてきたはずの人たちが親鸞聖人がおっしゃるはずのないことをいうては迷うようになってきて、「歎異」異なるを嘆いて「抄」抜き出して書いた。けれどもそれはまた、自分自身を嘆いた言葉であったと聞いています。あいつらわかっとらん、ということでなく、聞いた私がなんしとらんか、という、異なるを嘆いた書です。

私は、この序文の中で一番「耳の底に留まっている」というところがすきです。すきよりもっと、何度聞いてもじーんとするところです。「みみのそこにとどまるところ、いささかこれをしるす」、何十年も耳の底に留まる言葉。その言葉は自分を支え、自分を突き動かす。もしかしたら、自分のすべてかもしれない。 

その言葉に、金子大栄師の解説によって、親しんでいきたい。

・原文
 竊回愚案、粗勘古今、歎異先師口伝之真信、思有後学相続之疑惑。 

ひそかにぐあんをめぐらして、ほぼここんをかんがうるに、せんしのくでんのしんしんにことなることをなげき、こうがくそうぞくのぎわくあることをおもう。

幸不依有縁知識者、争得入易行一門哉。全以自見之覚悟、莫乱他力之宗旨。 

さいわいにうえんのちしきによらずは、いかでかいぎょうのいちもんにいることをえんや。まったくじけんのかくごをもって たりきのしゅうしをみだることなかれ。

仍、故親鸞聖人御物語之趣、所留耳底、聊注之、偏為散同心行者之不審也、云々。

よって、こしんらんしょうにんおんものがたりのおもむき、みみのそこにとどまるところ、いささかこれをしるす。ひとえにどうしんぎょうじゃのふしんをさんぜんがためなりと。うんぬん。

 

参考:『歎異抄』 金子大栄校注 岩波書店 (ワイド版もあります)

歎異抄 (岩波文庫 青318-2)

歎異抄 (岩波文庫 青318-2)

 

p626 / 歎異抄 聖教電子化研究会 ( seiten@icho.gr.jp ) サーバ提供:真宗大谷派大阪教区「銀杏通信」

 

【52の宿題】week21:光条をアクセントに入れて撮ってみよう

week21:光条をアクセントに入れて撮ってみよう

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焦点距離:85ミリ
撮影モード:絞り優先
絞り:F20
露出:-0.3EV補正
WB:太陽光
ISO:100

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焦点距離:90ミリ
撮影モード:絞り優先
絞り:F20
露出:-0.3EV補正
WB:太陽光
ISO:100

・カメラのテクニック
絞り優先オートに設定して、絞りを大きく絞るようにしましょう。絞れば絞るほど、太陽にシャープな筋が現れます。またシルエットがくっきり出るよう露出をマイナスに補正しています。(参考:「52の宿題」鈴木知子 日本写真企画 より)

 

またチャレンジして、今度はもっとシャープな筋を撮ります。

 

画像が大きすぎて、アップロードできなくて、困っていました。

こちらの記事【はてなブログ奮闘記】写真がアップロードできない(・Д・)ノ - 午前2時の備忘録を拝見し、10M以下でないと、アップロードできないことに気づく。友人に相談したところ、圧縮サイトを伝授していただきました。感謝感謝です。

 

【圧縮サイト】

オンラインで画像を圧縮。最高の画質および圧縮方式

 

上の、光条ひとつの写真、圧縮して、

12.9 MB (13,585,703 バイト)→0.99 MB (1,041,211 バイト)に。

ありがたや、ありがたや。 持つべきものは友。

 

写真が上手くなる52の宿題

写真が上手くなる52の宿題

 

 

【52の宿題】week1:花を使って、季節を感じる撮ってみよう(2回目)

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焦点距離:145ミリ
撮影モード:絞り優先
絞り:F8
露出:+0.7EV補正
WB:太陽光
ISO:100

・さくらをフレームに見立て、山の背景を背景にしています。

・花だけを撮るのでなく「どこでどう咲いてているか」を表現。撮影地をイメージさせるランドマークを背景に入れました(ランドマークかな?)

【52の宿題】week2:空を入れて爽やかな花写真を撮ってみよう

【52の宿題】week2:空を入れて爽やかな花写真を撮ってみよう

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焦点距離:44ミリ
撮影モード:絞り優先
絞り:F5.6
露出:+0.7EV補正
WB:太陽光
ISO:200

・思い切って太陽の光を入れる

・ローアングル

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焦点距離:80ミリ
撮影モード:絞り優先
絞り:F5.6
露出:+0.7EV補正
WB:太陽光
ISO:200

・背景の花も写るように

・花に近づいて撮る。もちろん痛んでいない花がベスト (でも、モクレン撮っておきたかった)

 

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焦点距離:175ミリ
撮影モード:絞り優先
絞り:F6
露出:-0.3EV補正
WB:太陽光
ISO:200 

・花に近づいて撮る。
・背景が空になるように、スイセンを見上げるように撮る

 

とても楽しいので再チャレンジしよう 

 

【52の宿題】week22:ドラマチックな時間帯を撮る

week22:ドラマチックな時間帯を撮る 

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 焦点距離:300ミリ
撮影モード:絞り優先
絞り:F6.3
露出:-1EV補正
WB:太陽光
ISO:400
・日没前に撮影
・露出補正をして好みの空に
 

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焦点距離:230ミリ
撮影モード:絞り優先
絞り:F6.3
露出:±0
WB:太陽光
ISO:400

 

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焦点距離:300ミリ
撮影モード:絞り優先
絞り:F6.3
露出:-1EV補正
WB:太陽光
ISO:400

 

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焦点距離:260ミリ
撮影モード:絞り優先
絞り:F6.3
露出:±0
WB:太陽光
ISO:400 

 

お手本の本は、絞り優先モードが多いので真似しやすい。露出をいじったり、ISOをいじったり、焦点をいじったり。オートモードで撮るのもいいけど、じっくりいろいろいじって撮る楽しみが増えた。 

暗くても、雨でもくもりでも、淋しそうでも悲しそうでも美しいことを教えられた。

写真が上手くなる52の宿題

写真が上手くなる52の宿題

 

 

春の鳥【お兄ちゃん編】

お兄ちゃん撮影 カメラ:COOLPIX B700

 

カワラヒワの声が聞こえたら春です

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イカル・ツグミジョウビタキは冬鳥

いつまでいてくれるかな 

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f:id:meirin41:20190303095506j:plainジョウビタキメス 

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歯笛であいさつしたら、首をかしげて、お返事 

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釣り場で出会った小さな男の子が撮ったウミウ 

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水辺公園で撮ったカンムリツムリの求愛ダンス

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里山留鳥たち。

コゲラセグロセキレイ、トンビ。

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カシラダカオス 

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カシラダカメス
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【52の宿題】week1:花を使って、季節を感じる写真を撮ってみよう

春はなにかを始めたくなる。本屋で一目惚れしてしまったこの本。真似したくなる写真がいっぱいで、真似の仕方が書かれている。

同じようなプログラムは以前も取り組んだことがあって、とても参考になったし、楽しかった。今回はお手本があるので、さらに楽しめそうです。

・一つの課題を一週間意識して撮影を続ける。

・どのページからはじめてもOK

写真が上手くなる52の宿題

写真が上手くなる52の宿題

 

内容紹介
week1. 花を使って、季節を感じる写真を撮ってみよう
week2. 空を入れて爽やかな花写真を撮ってみよう
week3. 花と光のボケを組み合わせて撮ってみよう
week4. 花に差すドラマチックな光を探してみよう
week5. 透明感のある花写真を撮ってみよう
week6. 旬を過ぎた花を撮ってみよう
week7. 花を悲しげな印象に撮ってみよう
week8. 木々で建物を囲んだ写真を撮ってみよう
week9. 木々越しに被写体を覗いてみよう
week10. 木のシルエットを作品にして撮ってみよう
week11. 木々のシルエットを額縁にしてみよう
week12. ちょっと高いところから撮ってみよう
week13. 高~いところから街を撮ろう
week14. いろんな穴から覗いて写真を撮ってみよう
week15. フェンスや柵越しから撮ってみよう
week16. 窓の外を撮ってみよう
week17. 街中の面白い影を探してみよう
week18. 草花の影を探してみよう
week19. 雲の表情を撮ってみよう
week20. 水面のきらめきを玉ボケにして作品を撮ろう
week21. 光芒をアクセントに入れて撮ってみよう
week22. ドラマチックな時間帯を撮る
week23. 室内で素敵な光と影を探してみよう
week24. 美味しい写真を撮ってみよう
week25. 映り込みを探して歩いてみよう
week26. ちょっと個性的な表現で動物を切り取ろう
week27. 柔らかな印象に動物を撮ってみよう
week28. ビルのガラスの映り込みを撮ってみよう
week29. 海でも映り込みを探してみよう
week30. 水面の揺らぎを使ってアート作品を撮ってみよう
week31. 飛沫の美しさを撮ってみよう
week32. 水の波紋を撮ってみよう
week33. 街の灯り×玉ボケにして撮ってみよう
week34. 夜の光を光条にして撮ってみよう
week35. 夜の光を光跡にして撮ってみよう
week36. 夜空に咲く花火を撮ってみよう
week37. 雨の日に花を撮りに出かけよう
week38. 雨の雰囲気を撮ってみよう
week39. 雨上がりの水たまりを撮ってみよう
week40. 水たまりの映り込みに工夫してみよう
week41. 雨上がりの夕方を撮りに出かけよう
week42. 情緒を感じさせる写真を撮る
week43. 人を感じる素敵な写真を撮ろう(ボケ編)
week44. 人を感じる素敵な写真を撮ろう(屋内シルエット編)
week45. 人を感じる素敵な写真を撮ろう(屋外シルエット編)
week46. 働く人をテーマに撮ってみよう
week47. 人物の影を使って撮ってみよう
week48. 人をブラして撮ってみよう
week49. 同じ道を何度も何度も撮り続けよう
week50. 同じテーマを追い続けてみよう(カモメ編)
week51. 同じテーマを追い続けてみよう(イヌ・ネコ編)
week52. セルフポートレートを撮ってみよう
【出版社からのコメント】
写真の感性や視点・発想を鍛える
目指せセンスが光る写真!
1年間は365日52週あります。1週間に1課題を目安に、様々な写真の宿題にチャレンジ!

(amazon.co.jp/写真が上手くなる52の宿題-鈴木-知子 参考)

 

【52の宿題】week1:花を使って、季節を感じる写真を撮ってみよう

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 焦点距離:95ミリ
撮影モード:絞り優先
絞り:F11
露出:±0
WB:太陽光
ISO:200
・さくらをフレームに見立てる(のが撮りたかった)
・花だけを撮るのでなく「どこでどう咲いてているか」を表現。撮影地をイメージさせるランドマークを背景に(今度は入れたい)
再チャレンジしましょう


追記:今日お参りに行ったら、この桜がまだ満開でないことを知った。咲いたらまた行こうと思う