『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

恥の多い年賀状

1月15日に年賀状を120枚書いた。こんなアホはそうそういない。

私のは字が多い。虫めがねがいる、なんてのもたまにいわれる。

 

用意した二百枚の年賀状、今更エンジンかかる小正月

  あけましておめでとうございます

お正月ってなにがめでたいのか、ずっと思ってきた。
おじいちゃんは「なんなんだぶつ」「ありがとう」「尊いいのちをいただいて深く御礼申し上げたてまつります」と繰り返し繰り返しお浄土へ還った。(その後救急隊が来て大変だった。)
そういえば、神社の初詣の作法について、先ず神様に御礼するものなのだと教わった。(行ったことないし、行く予定もないのだが。)
今年もまたひとつ歳を重ねることに感謝する時、たくさんの人に支えられて今あることを思う。たくさんのいのちを食べて生きていることを思う。そして、いただいたいのちを感謝することがなかったことを知らされた。
やっとバカボンのパパにおいついた四十一歳の初春(はる)。

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午前3時にようやく120枚印刷し終わった朝、遊林が見て言った。

「ママ、なんなんだぶつって書いてあるよ。」

マジか。

本尊だぜ。

そこ間違えたか。

おじいちゃん、ごめん。じいちゃんボケててもなんなんだぶつって言ってなかったよ、「なんまんだぶつ」って死ぬまでちゃんと言ってた。ここにささやかに訂正いたします。

それにしても最悪だ。南無阿弥陀仏が本尊なのに(涙)