『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

「登高座作法の流れ(数珠の置き方・巻式の所作法)」<1>

登高座の試験を組主催でやりたいという話が出てから、数回集まって練習した。いろんな意味でとてもいい機会になったと思う。
私は住職でないし、周りに出来る方がおられるからやることはないかもしれないが、ここで出遇ったことはこれからも大きな意義をもつに違いない。
Tさんに教えていただいたことをDVDで復習。

 

伽陀「稽首天人」の二句目で自らの草鞋をなおす
三句目の第六自「楽」の中淘で中啓を持ち起座
四句目の頭にかかるころ礼盤正面へ

「登高座作法の流れ(数珠の置き方・巻式の所作法)」
瞻仰(せんごう) 懐啓
まずご本尊の前で直立し瞻仰(せんごう)して中啓を懐啓
把柄香炉 一拝
左足から前進して、上体を曲げて、右手を礼盤中央にあて、柄香炉をとり、胸の下に香炉をやや上向きにして持ち、右足より後退し、柄香炉を持ったまま、頭を下げ腰を突き出すようにしてまげながら蹲踞(そんきょ)
脱履
右足を右へ少しずらし、右の草鞋を脱いで、その足を中間の床の上におろし、左足を脱いで脱履し、礼盤の前に進み
置中啓
右斜め前に腰を落とし中啓を磬台の足内側に、ひらいた方を奥にして置く
登高座
正面を向き、右手を礼盤中央にあて、左右の順番に登る。
柄香炉を両手で胸の下中央に持ったまま、伽陀が終わるのを待つ。
(次回に続く)「登高座作法の流れ(数珠の置き方・巻式の所作法)」<2>

 Tさんが、巻式文と巻嘆徳文の仕方、置数珠と持撥の時に紐を三つ折りにすることを、いかに丁寧に教えてくれたか、自分で練習してみてすごくわかった。とてもとてもうれしく思う。