『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

ちょっこ降ったあられと、美川のふぐの子糠漬け

26日夜は、大きな雷が鳴り響いて、家が震えて、梵天が怖がって、私は平気なんですが。金沢は全国で一番雷が多く、冬にたくさんおちるのだとか。

生まれも育ちも石川なのでそれが普通だと思っておりました。そういや、京都で雷にあったことなかったかな。

徹夜で御正忌(親鸞聖人の御命日のお参り)の原稿を作っておりました。

とにかく空気が冷たくなって、葉が落ちた庭に池にみぞれがふりました。あられかな。

(11/2710:00撮影)

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うちの庭がこれくらいなら、寺の坂を下りたら何もないかも

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しかし、27日午前中もぱらぱらあられが降りましたので、一年に一度の遠出の仕事(御正忌法話)があり、帰宅が21時になるのでスノータイヤに替えました。

 

この時期、親鸞聖人の御命日が11/28なので、28日や少し前から、「御正忌(ごしょうき)」のお参りをするお寺がたくさんあります。「おひちや」「ひっちゅうや」あるいは「おひっちゃさま」ともいいます。漢字にすると「御七夜」「七昼夜」、「おひっちゃさま」は「七夜」にさま(様)をつけて、親しんだ歴史が言葉に残っているのだと思います。

母は(当寺は)、案内を出す時「お七夜」と、書きます。

「御正忌(ごしょうき)」と書かれているお寺が多いと思います。

 

私が(石川県)美川(みかわ)の御正忌へ行くようになって何年かなぁ、もう長い

毎年行っているから、親戚の家へ行く気分です。

ご住職が病気になり、90歳過ぎのおばあちゃんが亡くなって、息子さんが新しく住職になって、

今年は、「このボロボロなところなおすから、来年楽しみにしてきてや!」と、門徒総代さんが声をかけてくれました。老朽化したお寺をなおす準備ができたんだ。よかった、よかった

 

毎年いただく美川の手作りかまぼこ

ふわふわ。これがなによりなによりうれしい

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今年はじめてお寺の近くの「美川水産食品加工協同組合」で「ふぐの子糠漬け」を買いました。

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袋入り 1050円~(大きさによる) お土産用

バラ子 600円

これがうまいと思えたら大人です。

「母さん、口が、うん○臭い、それ食べた時は近寄るな。」

と、言われたって平気ですもの。ふふふ。くどーい、くさーい

「こんかいわし」と呼んでいた、おばあちゃんがよく食べていたイワシのこぬか漬け、今なら私もおいしくいただけるかもしれない。福井の「さばのへしこ」もね。 

 

ふぐの子ってのは猛毒なんだそうです。それを3年ほど糠につけこむことで食べれるようになる。フグの卵は、タラの卵とトビウオの卵の間のような大きさですが、食感はそれらよりよくなく、ごろごろざらざらな感じ。3年漬けてあるからか塩けがつよいのです。とはいえ、たまに舌や手がしびれる人もいるらしい。私は大丈夫です。

 

「美川水産食品加工協同組合」には、これらもあります。好きなものばかり♪

美川に毎年お世話になっておりますから、地元で買いたいのであります。また行きます。

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白山市 白山市地産地消推奨店 [美川水産食品加工協同組合]