二日目は、奈良のおおくぼまちづくり館に行きました。
奈良県橿原市が大久保地区のまちづくりの歩み・人権学習などをすすめるため、2002年に整備した歴史博物館。大正時代に神武天皇の拡張整備に伴い、差別部落がまるごと集団移転させられた旧洞(ほら)村の歴史を伝える。(真宗大谷派金沢教区教化委員会パンフレットより)
「下駄表づくり」「靴づくり」の記録映像や洞村移転に関するガイダンス映像「恐懼に堪えざること」を見て説明していただきました。
恐懼というのは、神武陵を見下ろすこと。
洞村が移転しなければならなかった理由と経緯を資料とともに解説
洞村からはじまるまちの歴史を伝える。
2F「靴づくり」の製造工程
水平社博物館
奈良県御所市にある歴史博物館。水平社宣言と水平社設立、活動を支えた人々と歴史を紹介する。
1922年、西光万吉により人間の尊厳と平等をうたい上げた全国水平社が創立。その後、1986年に、地区改良事業に伴う水平社魂の希薄化が危惧され、諸先輩が差別に抗して生きてきた足跡を保存していくため「水平社歴史館」を建設。1999年より、水平社運動と人権に関する専門博物館として「水平社博物館」に名称を変更する。
水平社博物館の前は西光寺。2Fから撮影
フィールドワーク
「『解放令』から五万日目」記念碑
燕神社へ
神武天皇社
全国水平社創立当時、誓願時に三浦玄洞という住職がおり、坂本清一郎や西光万吉のよき相談相手として、水平社運動に支援・協力した。
ありがとうございました。
バスに戻ります。
昼食は柿の葉ずしヤマト
おいしかったので、お土産に柿の葉ずし20個入りを買いました。好評でした。
(行きは、水平社創立のビデオを観たので、)
バス旅行お約束の「釣りバカ日誌」を観て帰りました。
事前学習会も含めてすごくいい研修会でした。 人がなかなか集まらなくてちょっともったいなかった。この「人権と平和の旅」は解放運動推進委員会の研修旅行だけど、今回は門徒研修小委員会の「春の研修旅行」と合同で開催することになった。門徒研修小委員会の「春の研修旅行」は、毎回40人くらいの参加がある。残念ながら今年は20人だった。でも、私が所属する解放運動推進委員会の研修旅行は毎回10人くらいだから、いつもの倍の参加者があったわけで、バスの隣に座ったIさん他、いろんな方と知り合えてとてもよかった。門徒会の方々と一緒に差別を考えたり、フィールドワークで現場を経験するのは貴重なことだと思う。