『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

無碍の光明 信心の人を つねにてらしたもう

無碍の光明 信心の人を つねにてらしたもう

Unhindered light constantly illumines the person of the entrusting heart.
『尊号真像銘文』

6月の法語|2019年の法語|真宗教団連合

 

Unhindered【妨げられていない】

light【光は 】

constantly  【常に】

illumines【照らす 】

the person of the entrusting heart【「心を任せている」人】

妨げられていない光は、心を任せている人を、常に照らす

「ofは前置詞だから、後には名詞が続く。entrustは【任せる】という動詞だから、それを名詞にするには、ingの形にしてentrusting にする。」とメガネをきゅっとあげて遊林がいった。

「信心の人」を、「心を任せている人」と訳しているのは興味深い。

南無阿弥陀仏」の「南無」の意味を伝えるときにも、同じように「心をまかせる」という表現をする。「信心の人」ということを、もう少し踏み込んで訳すなら「阿弥陀仏に心を任せている人」になると思う。

Unhindered light constantly illumines the person of the entrusting heart to Amida Buddha. 

 

「常に照らす」ということは、「光明の中に摂(おさ)め取る」ということでもある。それを阿弥陀となづける。「念仏者(信心の人)は阿弥陀仏の光明の中に自身を見出す」と、金子大栄先生が書かれている。

念仏するものを光明の中に摂(おさ)め取りたもう。それを阿弥陀と名づく。これ即ち阿弥陀は念仏者にその徳を現わし、念仏者は阿弥陀仏の光明の中に自身を見出すのである。『歎異抄』 金子大栄校注 岩波書店

 

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富山県氷見市 雨晴海岸

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