『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

ひな祭り しない

今週のお題「ひな祭り」

娘が生まれたばかりの頃、母がおひなさまを買ってくれると言ったが断った。
物心ついて、おひなさまが飾られているのを羨んだ。
今年はもう欲しくないと言ってくれている。

数年前の日記を思い出した。
節分(豆まき)・桃の節句(ひなまつり)・端午の節句(こいのぼり、カブト)・正月などというのは真宗門徒の行事でない。「それらは罪福心だから」と教えてもらった。
「罪福心」というのは、「罪」はだめ「福」はよし、という心。
男の子は、強くて立派な人になれ、女の子は、強くて立派な武士や公家に嫁ぎ、お世話のもの下々を従えることを幸せとする、目標とする。
その福を求める気持ちから、排除されるものが出てくる。排除するのは他人か、自分か。
偉くて立派になっていくことを幸せの目標としてもらわなくていい。もっというと、幸せも求めるような生き方よりも、もっと大事にしていって欲しいことがある。

ひな祭り してこなかった理由、久しぶりに一緒に考えてみようか。