『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

NHK「100分de名著」サルトル『実存主義とは何か』第一回

今日は晴れて青い空

冬になると毎日曇り空になるのだから今のうちに空を撮りためようかな 

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お昼にNHK「100分de名著」の再放送を見た。 

11月は20世紀の知の巨人、戦後思想界のスター サルトルの『実存主義とは何か』

ジャン=ポール・サルトルは、哲学者であり、小説家であり、劇作家でもあります。

生きることの不安と不条理そして自由、価値観が大きく揺らぐなかにどのように生きるべきか悩む人々に実存主義は熱狂的に受け入れられました。あれから70年、現代にその言葉は有効なのか。

録画もしてあったのですっかり見入って何度か見た。楽天電子書籍200円オフクーポンがあったので、テキストを買った。

探していた言葉がそこにあったからだと思う。

 

人間は、あらかじめ人間の本質が決まっているわけではなく、本質を自らが選びとる存在。つまり、実存、いまここにある存在、ということが本質より先行している。

 

実存とは 「いまここにある」ということ

本質とは 「何かである」ということ

人間の場合、実存は、何ものでもない。選択することによって、本質は、選んだものになる。

主体性を持って自分の価値を選びとって行く

 

何者でもない生を生きていかなければならない。価値を決定するのは自分一人。

 

人間は○○であるということを疑うのが実存主義

ギリシャ哲学以来人間とはなにかということを、いろんな哲学者がいろんな言い方をしている。

ボルテールは、人間とは幸福になる存在だといったし、

ソクラテスは、人間とは自己を追求する存在だと言ったし、

カントは共同体の中で善を追求するそれが人間だと

人間とはこういうことだというのがおそらく何百とあるでしょう、しかし、そんなふうに決めないでくれよと、サルトルはこうも言っている。人間は自らの決断によって人間を作りあげていかなくてはならない。

参考:NHK「100分で名著」サルトル実存主義とは何か』、

 サルトル実存主義とは何か』作者: 海老坂武 出版社: NHK出版

サルトル『実存主義とは何か』 2015年11月 (100分 de 名著)

サルトル『実存主義とは何か』 2015年11月 (100分 de 名著)

 

 日が暮れるのが早いので、読書は中断

14:30落花生を収穫してお散歩スタート

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イチジク

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アケビ

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これは【ムラサキシキブ】山にありました

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サルトルは街歩きをして都会の<不可思議>を発見することを楽しんだようです。それはあくまでも都会の街歩きであって、田舎ではない。彼は、緑アレルギー、反自然の人であった、と書かれていた。

私は田舎歩きを選ぼう

 

「私が選んで今の私がいる」

若い頃にであった、お寺の長男、跡取りの子たちは、自分の将来に苛立ちを感じ、親たちにすすめられてここにいることを、苦悩している人が多かった。私は跡取りだけども、そういった思いを抱いたことがなかったので、「逃れられない」と苦悩する人や、「それでも今あなたがここにいるのは、あなた自身が選だからなのだ。」というやりとりもとても新鮮に思った。

それからずっと、「私が選んで私を生きている」ことを考えている。

「人間は○○である」ということから解放されても、「人間は自らの決断によって人間を作りあげていかなくてはならない。」ということは実はとても厳しいことなのかもしれない。私が選んだことだから私に責任があるのだから

 

と、明け方までかかって書いておりました。第二回も楽しみです。