『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

登高座講習をうけるわけ

ダンスの振り付け教えてもらって覚えて練習したって少しもうまくならない私に、

苦手なのになぜがんばるの?と遊林が聞いたから、答えた。

登高座は、報恩講でやる。

去年の報恩講のご満座(結願日中)、本来は登高座があるはずだったのに、前年お願いした方が法務で来れなくて、出来る方がいなくて、登高座なしのお勤めになったの。

その前はお隣の寺の住職さんがやってくれてた、うちのおじいちゃんも上手だったのよ。でも二人ともいなくなって、出来なくなった。

登高座の無い報恩講を勤めるお寺もいくつもある。尊敬する先生も親愛なる先輩もそう。

だけど、私はおじいちゃん、おばあちゃんに「頼むよ」「寺頼むよ」といわれてきたから、がんばって遊林に引き継ぐまでやってきたことを変えないでいたい。おかしいとか意味がないとかわからないとか理由を作って変えたくない。やってきたことを無くしたくない。

出来る方がいなかったら私がする。

だからやるんだ。