『歎異抄』に帰る

-新迷林遊林航海記

梵天、マムシに噛まれる

その日はバーベキューで帰宅が21:30になり、シャワーを済ませて、缶チューハイをグビリとやって、梵天に目をやる。

「ん。そんなんやったか?」

もう一度グビリとやって、よく見ると、

「あれ、コリーみたくない?」

腫れてる。いつもは横になって休んでいるはずが、ちゃーんとお座りしている。

なんか変だ。

ダニでもひっついているのかと触ってみたら、かさぶたみたいのが取れて、血がでていた。なんだか、無駄に前足を片一方上げたりしてる。

写真を撮って、その日散歩に行ったお兄ちゃんにラインで連絡した。

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迷林:腫れてる 

お兄ちゃん:病院行かなあかん

迷林:へび?

お兄ちゃん:多分マムシ

迷林:今?明日?

お兄ちゃん:急いだほうがいい

 

22:30、お兄ちゃんは外出していて、迷林はチューハイ飲んだ。

とにかく土曜の深夜に診てもらえる動物病院をネットで調べて探した。

 

5軒電話したが、出てもらえず、6軒目で出てくれたのが、

金沢市示野中町の【あい動物病院】だった。

マムシに噛まれたというと、診てくれるとのことで、「いつ来れますか」、と聞いてくれた。

帰宅したお兄ちゃんと一緒に、プリウス梵天を乗せて病院へ向かった。

12時近くに着いて、病院の電気がついていた時に希望を感じた。

本当にありがとうございました。電話に出てもらえなかったら、梵天は死んでいたかもしれない。

あい動物病院 | 金沢市 | 犬猫白内障・うさぎ・鳥・アレルギー性皮膚炎

 

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病院に行って状態を伝える。先生はあごの部分をバリカンで刈り、「マムシに噛まれています」と言って、傷口の毒を絞った。「噛み口を大きく切って毒を出す方法もあるが、切ったところから化膿の恐れがあるからしたくないんです。」腕についているのは点滴用。「アナキラフィシーショックの心配もあるので、ここから薬を入れます。」と話してくださった。

カラーをつけて、採血などして、入院することになりました。

 

梵天のいない朝

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今日、お昼にお見舞いに行ってきました。

きれいで快適な病院で、かわいい看護師さんたちに囲まれていました。

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マムシに噛まれた夜はご飯を食べなかったのだけど、

今日6日の朝ご飯は食べた。血液検査の結果、毒のせいか腎臓の数値が低いから、まだ入院が必要とのことでした。

思ったより元気な様子です。

 

お兄ちゃんが言うには、

5日、17:00過ぎに散歩に行った。

いつものように草むらに鼻や体を突っ込んでいた。

17:30草むらから戻り、「きゃん!」と鳴くことはなく、あごを前足でひっかいていた。噛みあとや腫れなどないか何度か見たがなにもなかった。

しばらく歩いて、

あごを前足でひっかいた。

しばらく歩いて、

寝そべって休んだ。(散歩の途中寝そべって休んだことはない。)

その後、何事もなく歩いて帰った。18:00少し前に帰宅した。梵天は夜リビングルームにいる。

それからお兄ちゃんは、噛みあとや腫れなどないか何度か見て、

エアコンをつけた部屋に一時間ほど一緒にいたが変わった様子はなかった。

そして、(腫れなどないことを確認して)19:00くらいにお兄ちゃんは出かけた。

 

その後、迷林が帰宅し、腫れを確認した。

 

 

犬がマムシに噛まれることはたまにある。

以前飼っていた犬も噛まれた。彼はその後、紐を見ても怖がって飛び上がった。

紐を見て、ヘビと見誤り、怖がって飛び上がるのにはおおいに同意する。

梵天が元気になって散歩するとき、紐、怖がるかな。

 

追記:

お兄ちゃんが悲しそうに「営農の仲間はマムシを見ると殺して食べたりするけれど、俺はこれまで、殺してこなかった。これから殺した方がいいのかな」といった。

「これからも、殺さなくていい」と私は言った。田舎の人はずっとマムシと共に生きてきたはず。これからも噛まれることはきっとある。その時どうするのか、今回を教訓にしていく。

 

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